昼間はトイレで排せつできてパンツで過ごしていますが、寝る時のおむつをいつからはずそうか迷います。
寝る時のおむつはずしは、いつがいいですか?
からだの機能が整うことが必要
昼間、起きている間は、トイレで排せつできているのですね。おねしょで布団が濡れてしまうのが心配で、夜寝る時におむつをはかせる気持ち、よくわかります。
身体の成長に伴って機能が整ってくると、朝目覚めた時におむつが濡れていないという日も増えてきます。
- からだが成長してある程度の量の尿をためておけるようになること
- 尿を濃くして量を減らす「抗利尿ホルモン」が分泌されるようになること
などからだの機能が整うことにより、夜間排尿せずに朝まで眠っていられるようになります。
おむつはずしのタイミングは夏がおすすめ
夜のおむつはずしも、夏がおすすめ
- 夏は夜間でも気温が高く、体内の水分と塩分が汗として出ていきやすく、尿の量が少なくなる。
- 身体が冷えにくく、膀胱が自然に収縮してしまうということが少ない。
などの理由から、夏は、思い切って寝る時のおむつをはずしてみるのによい季節です。
もし濡らしてしまっても布団が乾きやすい、子どもも紙おむつの蒸れから解放されて快適に過ごせる、などのメリットもあります。
おねしょ対策のひと工夫
水分の摂り方に気をつけよう
夏は喉の渇きを感じやすく、飲む量が増えますが、一度にたくさん飲まないように、少しずつこまめに飲むようにしましょう。(麦茶や水などカフェインを含まない飲み物がおすすめです。)
果物は夕食後より朝食後に
夏はスイカやブドウなどの果物がおいしい季節ですが、果物は大部分が水分からできているので、尿量が増えてしまいがちです。食べる時間に気をつけましょう。
防水シーツなどの便利グッズの活用も
敷布団シーツの下に敷く防水シーツや、お腹の冷えも予防できる腰巻きタイプの防水ケットなどのグッズも販売されています。心配な場合は使ってみてはいかがでしょうか。
おむつをはずして布パンツにしたとたん、おねしょが続くというのもよくあることです。
日中布団を干せないなど、親の気持ちの負担が大きいという場合には、無理せずおむつに戻してもいいでしょう。また時間が経ってもう少し身体が成長すれば、必ずはずせる時がきますよ。昼間のトイレトレーニング同様、焦りは禁物です。
“最初からうまくいくことはない”という心構えで失敗を恐れず、成功したら誉めてあげましょう。