外に出ると目が離せません。何度も「勝手に行ってはいけない」と注意しても聞かず、この間はかっとして子どもを叩いてしまいました。どのように対応すればいいですか。
外に出ると勝手に行動し、目が離せない
この頃の子どもについて
注意しても注意しても、同じことをくりかえしてしまうと、パパやママも、だんだんイライラしてしまいますね。でも、叩いても子どもの行動が変化するわけではありません。一般的にこの時期のお子さんはまだ、「言って聞かせたらわかる」というものではありません。パパやママが言っても、「なんだかいつもワーワー言われるな~」ぐらいで、実はあまり理解できていないものです。
こんな関わり方をしてみよう
勝手にどこかに行ってしまうことが多いなら、言葉で注意したり叩いたりするよりも、ギュッと手をつなぐといいですね。あちらこちらにお子さんの興味を引くようなものがある場所に出かけるのも、今はまだ早いのかもしれません。
子どもは誰でも同じことをくり返します。良いことだけでなく、悪いこともくり返しながら、ものごとを理解していきます。大人はその都度、同じことを教えましょう。叱るのではなく、「それは止めましょう」「それは良くないよ」「はい、もう終わり」と、きっぱりと短い言葉で、落ち着いて伝えましょう。
言って聞かせることができるなら、どんなに子育ては楽でしょうか。子どもにとっては、危ないこと・やってはいけないことがわからないのです。その都度、子どもに伝えていくしかありません。
何度も同じことのくり返しになれば、イライラが募ってつい手が出てしまい、後悔したり、罪悪感で落ち込んだりすることもあるかもしれません。大丈夫、親だって、失敗しながら学んでいくのです。
回答のような対応をしてみてもなお「大変すぎる」と感じた時には、こども家庭センターの保健師に相談しましょう。