来年度、小学校に入学します。入学前に、準備しておけることはありますか?
入学するまでに、子どもとしておく準備はなに?
準備は新生活をイメージして
小学校生活は未知の世界。入学は、子どもにとっても保護者にとっても、楽しみであり不安なこともありますね。
身体の準備、心の準備、身のまわりのことなど、具体的に新生活をイメージしながら、今から少しずつ準備を始めましょう。
からだや心、生活習慣などを整えよう
身体の準備
- 小学校入学前の10~11月頃、就学時健康診断として、内科・眼科・耳鼻科・歯科の診察、視力検査、聴力検査、知能検査等が行われます。
健診後必要に応じて受診・治療を勧められますが、むし歯や視力の低下など、心配なことがあれば健診を待たずに早めに受診しておきましょう。 - 麻しん・風しん混合の予防接種(第2期)は、小学校入学前の1年間が接種対象期間となっています。年長児クラスの4月1日から年度内の3月31日まで公費で受けられますが、冬場は感染症の流行も多く、体調を崩す心配があります。年度末にあわてないよう、体調の良い時に早めに受けておきましょう。
心の準備
- 自分の名前をはっきり言えるようにしておきましょう。また、名前を呼ばれたら、「はい」と大きな声で返事をすることも大切です。
- 話をする時は、相手の話を最後まで聞けるようにしましょう。
- 「おはようございます」「さようなら」などのあいさつを心がけましょう。
- 「トイレに行きたい」「何をすればいいかわからない」など自分のしたいこと、困っていることを周りの人に伝えられるようにしましょう。
身のまわりの準備
- すっきり起きられるよう早寝早起きの習慣をつけましょう。
- 体操服や給食当番の白衣など、着替えの機会が増えます。自分で服を着替えたり簡単にでもたたんだりできるように身に着けていきましょう。
- 食べるのがゆっくりな子は、食事を決まった時間内で食べられるように少しずつ練習していきましょう。
- 幼稚園がバス通園だったり、保育園・こども園等では保護者の送迎だったりという理由で、まだ子どもひとりで道路を歩いたことがない、という家庭もあるかもしれません。小学校に入学すると、集団登校の学校もありますが、下校時等子どもだけで通学路を歩くようになります。休日に入学予定の小学校まで親子で散歩してみるなど、学校までの道や自分で歩くことにも慣れていけるとよいですね。
雨の日に困らないよう、傘をさしたりたたんだりもできるようにしましょう。
園であいさつや返事ができているかや、先生・友だちとの関係など家でわかりにくいことは、園の先生に普段の様子を聞いてみましょう。心配なことがあれば、相談窓口で専門家に相談しましょう。